絵本棚は、子どもの部屋には欠かせないアイテムのひとつ。小さいころから本や活字に触れさせることで、読書好きな子どもになるように導くことができます。子どもの手に届きやすいところに、興味を引くように絵本棚を作ると、小さな子たちにとっても本が身近な存在になってくれるはず。では、どういった形の本棚がよいでしょうか。今日は、いろんな子供用本棚をご紹介します。
絵本棚と聞いて、どんなイメージが涌きますか?普通の本棚ももちろん機能的ですっきりとしてよいのですが、表紙のデザインが特に子どもの興味をそそるため、表紙を見せて収納すると自ら手を伸ばしてくれそうです。こちらの子ども部屋では、奥行きのあまりないスリムなボックスを壁の低い位置に取り付けて、表紙が見えるように本を収納しています。この程度の幅であれば、本がちょうどよい角度でディスプレイされて、お目当てのもの見つけやすいですね。
かわいい絵本は、その見た目も楽しみたいもの。壁にディスプレイ用のレールを取り付けて、絵を入れた額のように飾ると、インテリアとしてもとても楽しくなります。もちろん、取り付ける高さによっては、子どもも取り出しやすくて便利ですね。こちらはポーランドのインテリアデザイナーの手がけた子供部屋。北欧風のシンプルでナチュラルなインテリアでまとまっています。隠れ家を思わせるテントの中に、お気に入りの絵本ともぐりこむ様子が目に浮かぶようです。
子ども部屋のつくりで気を付けたいことは、子どもが自分で使うものはなるべく手の届く範囲に収納するということ。スペースに限りがあるとしても、せいぜいあまり高くない踏み台に乗って届く程度までに抑える必要があります。小さい子は自由に動けるようになると、好奇心も増して高いところにのぼりたがったりしますが、転げ落ちると怪我のもと。なるべく危険は排除してあげたいものです。こちらのキッズスペースはリビングに併設しているため、大人の目が届いて安心ですね。
本好きの子にするためには、小さいころからの読み聞かせが効果的といいます。さらに、夜寝る前にお話しを聞いたり、絵本を読んだりすると、子どもの情緒を安定させる効果があるのだとか。読みたい本をベッド脇に置いておくことも、なかなか寝たがらない子の寝かしつけに一役買ってくれそうです。こちらの寝室では、ヘッドボードに絵本などを収納するスペースが設置されています。機能的かつスタイリッシュで素敵ですね。
遊び心たっぷりの本棚は、子どもたちも興味をそそられるのでは?こちらの本棚は木の形をしています。枝の形がまるで本物の木のように張り巡らされているため、本を収納するスペースは限られてしまうのですが、それでもどこにどの本が入るか、パズルのように使う楽しみも生まれます。本棚下にはスツールがあり、ここを読書の定位置とするもよし、高い枝に収められている本を取るための踏み台とするもよし。こんな遊び心のある絵本棚は、子どもと本とを結び付けてくれる楽しい懸け橋となってくれるでしょう。