バスルームを飾るとき見逃すことができない要素のひとつが鏡です。 大きいものから小さいものまで、姿を映すという実用的な用途だけでなく、鏡はユニークで魅力的な装飾要素となります。また鏡は光を反射して狭いスペースも広く見せてくれる効果があります。今回は鏡を効果的に使用して作られたモダンなバスルームを紹介します。
小さなバスルームの壁にはできるだけ大きな鏡を設置することをおすすめします。こちらは奥行きはあっても幅が狭いバスルームですが、直線的なデザインのシンクにあわせた大きな鏡を設置することで横のラインを強調すると同時に、映り込みによってスペースが実際の倍あるかのように見せています。繊細な枝が空間に柔らかさをプラスしています。
鏡もバスルームのスタイルに合わせて選びましょう。こちらのラスティックなバスルームには、壁の仕上げに良く合う美しい木造の枠を持つ鏡を設置。鏡が温かみのある照明の光を反射して心地よい空間を作り、素朴で穏やかな質感に満ちているバスルームです。
同じデザインの鏡でも異なるサイズの正方形と長方形の組み合わせで、アクティブな動きのある印象を作ることができます。紫色の壁にゴールドのフレームの鏡というゴージャスでモダンなバスルームですが、この鏡の配置によって空間に遊び心のある軽さが生まれました。
鏡は機能的なだけでなく、美しいデザインのものは部屋の装飾の主要な要素にできます。その良い例がART5が手掛けたこちらのバスルーム。バラを思わせる特徴的なデザインの鏡がシンプルな白い壁に視覚的関心を生み、バスルームの焦点となっています。
バスルームにもにあなたらしい個性をプラスしてみましょう。その方法のひとつがこんな風に異なるデザインの鏡をいくつか組み合わせてみること。魅力的で楽しく明るい風通しの良い雰囲気を作ることができます。すべて異なるデザインでも、ゴールドの枠という統一性によってバラバラな印象になっていません。
こちらは近未来的な印象のバスルーム。コンテンポラリーなデザインのシンクにも良く合う曲線の鏡が、どこか宇宙船の窓のようでもあります。半透明のシェルフ、黒い壁に映える赤などとてもモダンなバスルームです。
こちらはモノトーンでまとめたバスルーム。たった二色の組み合わせなのにモノトーンの装飾には無限の可能性があります。鏡は、アンティークの電話のような繊細なデザインのシャワーヘッドにも合う、金属フレームのものを配置。床のタイルやバスタオルなども黒はライン状の小さい面積でのみ使用されているので、モノトーンでも全体は明るい雰囲気です。
鏡を重ねて使用するのも小さいバスルームにはとても良いアイデアです。異なるサイズのものを組み合わせると、それぞれに映り込む違う角度の風景が、部屋に奥行きとユニークな表情を与えてくれます。素朴な質感のフローリングと白いインテリアが清潔感と温かみのあるDURAVITが手掛けたバスルームです。
空間に秩序と調和をもたらすためには左右対称の要素を使用することです。こちらがそんなクラシックでロマンチックなスタイルのバスルーム。装飾的なバスタブとクリスタルのシャンデリア、鏡は王族風の気品とゴージャスさを感じさせるデザインで、すべてが優雅さと洗練を感じさせる空間となっています。
こちらは鏡が装飾的な要素であることがよく分かる例。鏡と壁とシンクが一体となった装飾的で華やかなスペースです。全体に使用されたゴールド、ツヤのある壁材、効果的な照明など中世の貴族を思わせる豪華なバスルームです。