狭い土地でも広々とした余裕のある住まい!多層階住宅のメリットまとめ

Takashi Sasaki Takashi Sasaki
帆居 hammock house, UZU architects UZU architects شبابيك
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多層階の家は3階建てなどの建物のことですが、そこに住むということを想像したことがあるでしょうか?どちらかというと、戸建てとしてはあまり親しみのない種類の家だと思います。そこで今回は、多層階住宅のメリットをまとめて紹介していきたいと思います。もちろん階数が増える分、床面積が増えて部屋の数が多くなるなどがすぐに思いつきますが、多層階住宅と言っても、様々な形のプランニングや住まい方があるので、今回はそんな色々な多層階の住まいのあり方も含めて実例とともに紹介していきます。

多層階住宅にすることで敷地を有効に利用できる

多層階住宅は建蔽率や容積率の観点から考えると、平屋や2階建てより多層階の方が敷地を有効に利用することができます。それらの率や階数などについての制限は地域によって異なるので、建築家と相談しながら敷地選びも含めて考えていって下さい。こちらのタカヤマ建築事務所が手掛けた家では、3層に積まれた箱を少しずつずらすことで、シンプルながら変化に富んだ室内・屋外空間を生み出しています。

写真:多田ユウコ

眺望が良い上階

周囲の建物が2階であれば、それ以上の3階などからの眺めは格別のものとなります。周りの建物も3階建てであっても、屋上テラスを設けるなどすることで、街中を眺められるような眺望を獲得することができるでしょう。こちらのUZUが手掛けた家は低い建物で周囲を囲まれていることから、吹き抜け空間の上部にある3階のロフトからの眺めはリズミカルに並ぶ開口を通して空に浮かんでいるような絶景となっています。

写真:福澤昭嘉

上階の日照・風通しの良さ

周囲の環境にもよりますが、概して上階の日照や風通しが良いのが多層階住宅の特徴の1つです。多層階住宅の1階や2階の日当たりが悪くなることを心配する方もいらっしゃると思いますが、こちらのプラスアトリエ一級建築士事務所が手掛けた家のように、中庭やスキップフロアを使って上手くプランニングしていくことで、1階でも十分に明るい空間にすることができます。また、風通しに関しても暖かい空気は上へと上昇していくという性質を上手く利用することで、1階から最上階まで心地いい風が抜けていく住まいとすることも可能です。

便利な駅近くの敷地

駅から離れたところにある、いわゆる閑静な住宅地では、建てられる高さに規制があることがほとんどで、そもそも3階建てなどの多層階住宅を建てることができません。それに対して、駅に近い場所ではそうした規制が緩く、3階建ての家などの建設が可能となります。こちらのこぢこぢ一級建築士事務所が手掛けた家は、都心の密集地に建つ3階建ての建物ですが、自然素材や職人の手で作られたこだわりのモノづくりによって、都心に住んでいるとは思えないような温かみや風合いを感じることができる住まいとなっています。

狭い敷地でも余裕のあるスペース

狭小敷地を選ばれる方もいらっしゃると思いますが、そんな狭い敷地でも多層階住宅であれば十分に余裕のある住まいにすることができます。また、床面積に余裕があることから、1階部分に大きく車庫や倉庫を設けたり、あるいは貸店舗やオフィスなどの用途としても使うことができるでしょう。それぞれの好みやライフスタイルに合わせたオリジナルな住まいとすることが可能になりそうです。

多層階住宅を木造で建てることも可能

木の温かみを感じられる木造住宅を望む方も多いと思いますが、建築基準法の改正により、木造住宅でも多層階で建てることが可能となりました。しかし、防火基準の厳しい地域では、木材を耐火のために石膏ボードなどで覆うことが必要で、全く木材であることが見えなくなることも少なくありません。こちらの石井井上建築事務所が手掛けた3階建て木造住宅では、そうした耐火を考慮しながらも、随所で木を露出することで、この建物が木で建てられていることを感じさせてくれるデザインとなっています。

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