戸建住宅の場合、家の本体はもちろんですが、同時にアプローチや庭などのエクステリアも重要な要素ですよね。つい建築時は家そのものに意識が向いてしまうかもしれませんが、同時にエクステリアへの予算やデザインを織り込んでいけると、さらに相乗効果で家の魅力はアップします。魅力的な7つの例を見ながら、戸建住宅ならではのエクステリアを計画してみませんか?
背の高い樹木に下草、自然石と緑がたっぷりのアプローチがひときわ目を引きます。自然な枝振りの木が四季折々の風景を演出するでしょう。平家のコンパクトなボリュームと、背の高い樹木のコントラストが美しくアプローチを盛り上げます。
小高い丘を切り開いた、大通りから少し見上げた場所に建つこちらの家。2階にあるLDKと玄関まで伸びる階段が印象的です。階段の隣に設けられた樹木や自然の石をあしらった庭は、家のシンプルなファサードに彩りを与えます。家の細長いボリュームをエクステリアの存在がまとまりのあるバランスに仕上げています。
真っ白な壁と屋根に青空が映える住まいです。駐車スペースはコンクリートでフラットに、玄関よりのスペースはナチュラルな石を使って優しい印象を生み出しました。土の面積が少ない分、雑草のメンテナンスも楽になります。
玄関からウッドデッキの中庭へつながるレイアウトの住まい。外部には一枚扉があり、土間のエントランス空間があるのでプライバシーもきちんと確保することが可能です。広がりのある庭と玄関では、雨の天候を気にすることなく、半屋外でリラックスしたり、子供が安心して遊んだりもできます。建築家に相談することで、こうしたプランを盛り込むことができるでしょう。
広い広い芝生のある庭に憧れを持つ方も多いと思います。青々とした景色の中、子供がのびのびと遊ぶ姿を眺めながら、大人はリビングやウッドデッキでリラックス。近くに公園がなかったり、好きな時間に外へ出ることがままならなくても、自宅なら思い切り外で遊ぶことができます。
リビングの外、L字にひろびろととられたウッドデッキ。大きな窓を解放させると、まるでリビングが拡張したような開放感が得られるでしょう。デッキの上には屋根が設けられ、日差しを防いだり雨を気にせず外に出ることができます。ハンモックに揺られながら風を感じることができ、自宅にいながらまるでリゾートホテルへ来たかのような気分を味わえます。
岩や苔、枯山水と和の風情を感じる佇まいの庭。現代ではなかなか見ることが少なくなりましたが、それを自宅の庭で実現しています。築山を作り、プライバシーもしっかりと確保。和の情緒を再現した庭を眺めはとても贅沢な時間をすごすことができそうです。