壁紙を選びたくなる6つのメリット

Takashi Sasaki Takashi Sasaki
Teca, SLOW WOOD - The Wood Expert SLOW WOOD - The Wood Expert غرفة المعيشة
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壁紙を何気なく選んで室内をきれいに自分好みの雰囲気にしている方も多いと思います。しかし、内装の仕上げ材としては他にも塗装や漆喰などの塗り壁やタイル張りなど色々な選択肢があります。現在では、ビニルクロスを代表としてクロスが多くの建物で使われていますが、果たしてその選ばれる理由は何なのでしょうか?今回は、その答えとなる壁紙の持つメリットについて紹介していきたいと思います。

壁紙の施工の容易さと安さ

壁紙を壁に貼り付ける際は、下地となる石膏ボードなどに糊を使って張っていくだけなので、施工がとても簡単で短期間で済みます。一方で、湿式工法の塗り壁などは壁に塗った後に乾くまで待つ必要があるので、その分工期が長くなってしまいます。また、塗り壁の場合は職人が一から素材をつくり塗っていくので、工期が長くなることによる人件費もかかってしまいます。クロスの施工の容易さは、全体のコスト節約にもつながっていきます。

メンテナンスが楽

現在では壁紙でも布クロスや無機質壁紙など様々な種類が開発され、それぞれ特有の性能やテクスチャを持っています。その中で最も普及しているビニルクロスは、汚れても簡単に拭き取ることができる高いメンテナンス性から、様々な場面で取り入れやすい素材となっています。こちらのリビングのクロスのように、背景にこだわることで一気に北欧デザインの住まいとすることもできます。

豊富なデザイン

クロスの最大とも言えるメリットは、やはりその豊富なデザインの種類でしょう。カラーや絵柄のバリエーションはもちろんのこと、最近では天然素材の趣のあるクロスまで、色々な種類が次々と新しく出てきています。こちらのDeco Cothが手掛けた内装リノベーションでは、全面白だった内装をナチュラルなテイストにしたいというお施主さんの希望から、オーダーメイドでオリジナルデザインのグラフィックの壁紙を採用しています。このように、住まいの雰囲気や希望に合わせて、オリジナルのクロスを作ることもできます。

写真:Deco Cltoh

自然素材を使った安心の布クロス

自然素材を使った安心でこだわりの室内としたい方もいらっしゃると思いますが、壁紙の中でも布クロスは綿や麻や絹などを使った自然の材料のクロスです。ビニルクロスよりも自然の素材感やテクスチャの立体感などがあるため、より高級感のある雰囲気をもたらしてくれます。もちろん、その分コストがアップしたり汚れが付くと取り除きづらいといった面もあります。寝室やリビングなどこだわりの場所に用いるといいかもしれません。

DIYでも張り替え可能

最近では、クロスの張り替えをDIYで簡単にできるように道具がセットになって売っていたり、初心者でも張りやすいような糊付きの壁紙もあります。DIYで行えば材料費だけで済みますので、塗り壁と比べるとさらにお得になるはずです。しかし、出来栄えのきれいさを重視したい方はもちろん専門家にお願いして、きれいに張り替えてもらいましょう。

壁紙なら高いコストパフォーマンス

これまで見てきた通り、クロスは施工が簡単で短く、比較的安く内装を仕上げることができます。また、塗装などの湿式の壁と異なり、色のムラなどのばらつきがなくメンテナンス性も高いことから、コストパフォーマンスの高い素材と言えるでしょう。こちらの戸田晃建築設計事務所が手掛けた住宅では、水色の壁紙を使って箱型の部屋を仕上げながら、他の壁は漆喰塗りとしています。このように、クロスと塗り壁の長所をうまく利用しながら使い分けてみるのもいいかもしれません。

写真:フルタヨウコ

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